フランス通販の楽しみ方

b0041912_102655.jpg
 フランスの通信販売はというと、La Redouteや3Swissesなどの国民的カタログ通販会社は発達していたものの、オンラインショップの進出は遅めでした。それがネットの普及、特にADSLやWIFIの大普及で、今やインターネットで物品販売をするフランス人は15%近いとも言われる急成長ぶり。当然、ネットでお買い物する人も急増していて、毎年恒例のクリスマスショッピングをネットで済ませる人や、不況の影響かプレゼント用にオークションで中古品を求めるフランス人も増えているようです。
 日本人にとっても、フランスのショップサイトでのお買い物がとても身近になったのは嬉しいですね。しかし、フランス通販は、フランス領内、またはEU圏内でないと発送しない会社やお店が多いのと、アジアまで発送してくれても送料が高めというネックがあるため、アメリカに比べたら個人輸入の敷居が高いかも知れません。

 フランスの会社の設定する海外発送の送料が高めなのは、郵便でなくて国際宅急便を使う会社が多いためで、わずかな物を注文するのに送料が30ユーロ以上かかるケースもしばしば。円高だからフランスから直接買ったら安そう、という気持ちで見積もりを取ると、送料が商品合計と大差なくてびっくり、二の足を踏んでしまう人も少なくないでしょう。
 以前は郵便局から発送していた会社が次々に宅配便利用に乗り換えたり、日本宛のようなEU圏外への発送を停止してしまう会社も増えたりしているのは残念です。これは郵便での発送の途中、フランス国内で紛失や盗難、未着になる事故が続いたせいで、それに懲りた通販会社が保証のしっかりしているFedex等の宅急便に発送方法を変更した結果、利用者が高い送料を負担させられることになってしまった、と考えられます。
 因みにフランスの郵便物の紛失が増えたのは、実質的な民営化を前に段階的なリストラや組織改正を行った合理化の副作用、と言われ、国民の6割が政府の民営化路線に反対しています。民営化されたら、小さな村の郵便局の存続が危ぶまれるのも日本と同じ図式ですね。

 フランスから商品を輸入する場合、内税で20%近くかけられている付加価値税分を15%前後引いてくれるお店も少なくありません。これは旅行者がパリの有名店である程度のお買い物すると、デタックスしてくれるのと同じです。それでも、単価が50ユーロ前後の品だと送料が割高になりかねないので、思い切って商品単価の大きいものを注文する方が、個人輸入のメリットを感じられると思います。ただ、輸入する物によって100ユーロを超える品には日本の通関時に関税がかかる可能性があるので、ご用心を。
 
 数ある通販会社の中で、私のお勧めは例えばアマゾンコム・フランス。ここは送料も手頃で、2つ目の商品からはわずかな送料加算で済むし、対応もしっかりしています。現在日本まで発送してくれるのは、本とCDやDVDのみ。ゲームやおもちゃなどはアジア向け輸出対象外です。アマゾンフランスの送料は、それでも米国や英国のアマゾンコムに比べると高いから、欧州で人気のある歌手のCDやヒットした映画作品だったら、まずアマゾンコムUKで探してみるのも良いかも知れません。
 
 じっくり画像を吟味して注文した物が、海外から届くのは、独特のわくわく感があると思います。でも、どの国から商品を取り寄せるにせよ、個人輸入には注文後の品切れや商品違い、破損、未着などのトラブルが起こりがちなのも否めません。通販先進国でも日本とは商習慣が違うし、例え相手が経験豊富な大手通信販売会社だったとしても、日本国内の通販とはかなり勝手が違うので、その点を踏まえた上で、時間や気持ち、そして予算に余裕を持って臨むのが、海外通販を楽しむコツではないでしょうか?
[PR]
by cheznono | 2009-11-29 01:10 | いつもの暮らし