フランスの犬の名前

b0041912_15251614.jpg 1年目は一緒にフランス留学もした当工房のキャバリアの名はアントン。英国の犬種だからイギリスの首相トニー・ブレアの名前から貰いました。(トニーはアントニーの呼称。)だからブレア首相がイラク戦争に参戦した時は、愛犬の命名を後悔したけれどもう後の祭り。発足時は期待を集めた労働党政権も今や何とか切り抜けている感じですね。(日本も同じかも?)
 ところで我が愛犬、近所のおじさんに広東なら知ってるがはてアントンとは?と言われた位、変わった名前らしくフランスでも時々トントンなんてからかわれました。トントンは仏語でおじさんのことです。アントニーはフランスだとアントワンだけど、スペイン語やドイツ語だとアントンなのに。
 でも、そういうフランス人の犬の名前は不思議な物も多いんです。何度かスティした屋敷のマダムはその地方のダックスフンドクラブの副会長でドッグショーの審査員もしている程の犬好き。その彼女の愛犬はイシパリ(ここはパリ)、アイラブユー、ゴールデンガール、ポエティック・ラバー、ハネムーン、イゴー。ポエティック・ラバーはバンド名だからまだしも、自分の犬に「アイラブユー」と文章の名前をつけたり、駅員のように「ここはパリ」って呼ぶのはなんとも不思議な感覚。昔の日本のように列車が着くと駅員さんが「ここはアルル」なんて叫ぶ駅はまだ結構あるし、パリという駅名はないにしても、「ここはパリ」って犬を呼ぶのは変な感じがします。
 ある時、日本人の友達とアビニョンの町中で散歩中のキャバリアを見かけました。飼い主のカップルがにこやかに「私達、日本びいきなの。お寿司も大好き。だからこの犬はスシって名前にしたのよ。」スシちゃん!?友達と顔を見合わせた私は、何だかそのキャバリアがかわいそうになったのでした。
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by cheznono | 2004-12-12 16:26 | 不思議の国フランス