ゼネスト中のパリ往復

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  年金改革への抵抗・連帯ストの真っただ中、何とか無事にTGVでパリに行って来ました。とはいえ、往復とも自分が予約していた電車はあっさりキャンセルに。何せここ10日間、ニース-パリ間で動いたTGVは一日2本のみ。それもニース発は連日朝の6時半発と夕方16時半発だけ、マルセイユ発パリ行きは結構動いているのですが、そのマルセイユまで行くローカル電車がないのですよ。
 旅行当日、パリ到着が22時過ぎと遅いためちょっとひるんだけど、朝のTGVは始発のバスが間に合わない時間のため、やむなく夕方のTGVに乗ることを決断。しかし、果たして全席指定のTGVで、私のような他のTGVから流れた客は座れるものだろうか?第一、乗客が多過ぎて、旧正月前の中国の里帰り列車みたいな混雑状況だったらどうしよう。
 前日の夕方に駅で確認すると、最初の駅員は冷たく言い放ちました。「明日の切符を持っているならTGVには乗れるけど、席はもともとその電車の予約を持っている人優先だから、まあ座れないかもね」なんとパリまで5時間半も立って行けとおっしゃる?
 それはないよねと、今度は見栄えも感じも良い駅員さんを見つけて、同じ質問をぶつけてみました。「大丈夫、大丈夫。あなたのように他のTGVの予約を持っている人のための車両をもうけてあるから、絶対座れますよ。僕が保証する。何なら明日の出発15分前にここで僕と待合せしましょう」ばかに調子が良いけど本当かね?
 でもまあ、ひとまず安心してうちに帰り、友達に「イタリア人みたいな駅員さんが座れるって保証してくれた」と話すと、「そんなのいい加減なでまかせ言ったに決まってるじゃない」とばっさり。あー頭イタい。
 翌日、本当ならもうパリに着いている時間なのにとぼやきながら、1時間以上前に駅に向かった私ですが、案の定、出発直前になってもくだんのイタリア系駅員さんは現れず、席を確保してあげるから待ち合わせしようなんて、やっぱりでまかせだったのね、と苦笑い。
 でも、結論から言えば、しっかり一等車に座れました。ホームで聞いた所、長ーいTGVの最後の数両の車両ならどこに座っても良いとのこと。だったら、そういう風に駅構内に明記するか、アナウンスしてよね。何にも情報がないと、荷物を引きずってぐるぐるしたりと戸惑うじゃないの。
 結局、2階建てTGVの上階はガラガラでした。下階の二等車もガラガラ。眠れないほど心配して損したわ。
 因みに、スト中だと電車はわずかしか動かず、対面販売の切符売り場も閉まっているけれど、駅構内に駅員さんはゴロゴロいました。主要なデモがある日以外は、スト中でも働く人が多いのは、やっぱりこの経済危機のさなかに無給で何日もスト参加するのは懐にイタいと躊躇われるからでしょうね。つづく
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by cheznono | 2010-10-23 00:40 | 不思議の国フランス