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フランスのイブ

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 うちの近くのスーパーでもローストチキンの売り場は長い行列ができていましたが、やっぱり自家製の若鶏はおいしいでしょうね。フランスもノエル当日はローストチキンに栗がメインで、一家の長が遠方から集まった家族の前で大きなチキンを切り分けます。普段でもローストチキンは割合食べるけど、アントレのフォアグラはノエルで初めて美味だと実感しました。それまではフォアグラ=ちょっと癖があるというイメージでしたが、ノエルでトーストしたアツアツのブリオシュにファオグラをのせて食べるとシャンペンと良く合ってすごーくおいしいと知ってからはやみつきになったくらい。ブリオシュは薄くスライスしたカナッペサイズのファアグラ用のをスーパーで売っていて、トーストすると何をのせてもおいしく食べられます。
 とはいえ、無理やりエサを詰め込んで内臓を肥大させたカモやガチョウのことを考えれば、私もフォアグラ反対運動に賛同で、特に法事のようなノエルに喜んで食べるなんてかなり矛盾した習慣かもしれません。
 そういえばフランス人の好きな牡蠣もノエルのお陰で食べられるようになった物の1つです。この時期は路上ににわか牡蠣売りの屋台も出るほど牡蠣が消費され、特にボルドーの隣のアルカッション産の牡蠣がおいしいと評判です。イブは牡蠣を食べてから夜中のミサに出かける家庭も多いようです。未だに生は苦手な私も、殻にのせた牡蠣をちょっとオーブンであぶるとなかなかいけると思えるようになりました。
by cheznono | 2004-12-25 01:56 | フランスの四季