ブッシュ・ド・ノエル

b0041912_1891023.jpg サビーヌ・アゼマ、エマニュエル・ベアール、シャルロット・ゲインズブールという今をときめくフランス女優がしっくりとはいかない三姉妹を演じた’99年の映画、ブッシュ・ド・ノエルをビデオに撮って観ました。
 4人の子持ちの不動産屋と不倫を続けるダンサーの長女は父親と2人暮らし。まばゆいばかりに美しいベアールはうわべは幸福なブルジョア夫人。かしこくて何でもこなす末娘は30過ぎても反抗的。浮気をして母を苦しませたくせに父は離婚後も妻に未練があり、その妻は再婚相手と死別したばかり。病弱な父親のかわいがる隣人は攻撃的うつ病で失業中という謎めいた青年の存在をからませながら、一見ばらばらに見える家族がクリスマスを前にお互いを理解し合うまでの過程を描いています。
 複雑なそれぞれの事情を1つの家族に盛り込むのはフランス映画の常套だけど、独り身の三女が珍しく気持を交わせる愛想の悪い隣人の青年は実は父の隠し子で、その三女の父親ももしかしたら?という辺りを、ひょっとしてありそうな話に描ける所はやっぱりお国柄かも。「家族ほど素晴らしいものはないんだよ。」と父親が青年にささやく言葉が心に沁みる作品でした。最近注目のイザベル・カレも青年の元恋人役で登場しています。
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by cheznono | 2004-12-26 18:13 | 映画