ロワールの古城:ランジェ城

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 10世紀末から英国プランタジネット家が統治していたランジェですが、1206年にフィリップ2世(尊厳王)がフランス領として取り戻しました。
 現在のランジェ城は1465年にルイ11世によって建設されたもの。中世後期からルネッサンスに至る時代の変わり目を代表する城として、地元でも人気の高い古城の一つです。

 このお城は、1491年にフランス国王シャルル8世とブルターニュ公国の王女で14歳の女相続人アンヌとの婚礼があげられたことで知られます。シャルル8世は宮廷に人質同然に連れてこられ養育されていたブルターニュのマリー・ド・ブルゴーニュと婚約していましたが、それを破棄して強引にアンヌとの婚礼を進めます。豊かなブルターニュ公国は周囲の国から狙われていて、ここを併合するのはフランス王家の大いなる野望の一つでした。
 アンヌも幼いマリー・ド・ブルゴーニュの父親でローマ王のマキシミリアン1世の《結婚》していましたが、まだ相手に会ったこともなかったために結婚は解消され、シャルル8世と結婚することを承諾。ランジェ城での婚礼では、もしもシャルル8世が嫡子がないまま亡くなったら、アンヌは次のフランス王と再婚するべし、という前代未聞の条項にサインがなされます。
 戦争の多い時代とはいえ、まだ21歳だったシャルル8世にはあまり現実感のない条項だったかも知れませんが、7年後、シャルル8世はアンボワーズ城地下の低い門に頭をぶつけて世を去ります。
 シャルル8世とアンヌの子供たちは皆夭逝していたため、アンヌはシャルル8世のいとこにあたるルイ12世と再婚することに。 しかし、このルイ12世にも既に20年間も結婚していた王妃ジャンヌがいたのでした。

行き方:国鉄ランジェ駅から徒歩。トウールからミニバスツアーもあり。
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by cheznono | 2015-05-19 20:23 | フランスの城と歴史