コーラス

b0041912_2312818.jpg 2004年にフランスで最もヒットした映画「コーラス」がいよいよ日本公開ですね。「ロング・エンゲージメント」と共に今年のセザール賞の再有力候補だったのに、音楽賞と音響賞に終わってしまったため、フランスのメディアは後々まで残念がっていました。「コーラス」も「ロング・エンゲージメント」も純粋過ぎて賞を逃したのかとも言われましたが、セザール賞選考の背景にはいろいろな社会的事情もあったようです。ちなみにセザール賞を射止めた「L'Esquive(身をかわすこと)」、私は見逃してしまいましたがすごく良い映画だったそうなので、選考は激戦には違いなかったんですね。
 第2次大戦後の爪痕がまだ癒えない中、地方の寄宿学校に職を見つけた中年の音楽教師 マチュー(ジェラール・ジュニョ)。家庭の事情などで全寮制の学校に入れられた少年達が、規則や体罰に縛られ希望をなくてしいるのを見て、子供達に合唱を指導し、歌を通じて人生の楽しさや生きる意味を見出させようとします。中でも問題児のピエールは実は天使のような歌声の持ち主のため、マチューは真剣に彼の将来を考え、美しい母親に彼を音楽学校に進学させるよう提案しながら、彼女に淡い恋心を抱くのですが、、。
 マチューの人の良さと子供達の歌の美しさが胸を打つ作品で、全体に登場人物の誰もがどこかコミカルで微笑ましく、見終わった後、じんわり来ると同時にほんわかした気分になりました。リヨンのサン・マルク少年少女合唱団のソリスト、ジャン=バティスト・モニエが影のある美少年を好演し、ボーイソプラノの美しさをたっぷりと味わせてくれます。この映画で一躍大もてのスター少年となった彼の成長が楽しみ。写真のCDも良く売れているようです。
関連サイト  http://www.herald.co.jp/official/chorus/index.shtml
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by cheznono | 2005-04-07 03:41 | 映画