パリの憂鬱

b0041912_20253247.jpg ニースから満席のTGVでパリに戻り、リヨン駅のタクシー乗り場に向かうと長蛇の列。15分以上待ってやっと自分の番が来たので、モンマルトルにお願いと言うと、ちょっとイヤな顔をされました。最低でも25ユーロはかかる距離なので、おかしいなと思ったけど、ドライバーは私のホテルの住所をスマホのナビに入力して走り出したから一安心、と思ったのもつかの間。
 しばらくして、「マダム、実は僕、18時にヌイイー・シュル・セーヌ(お金持ちの住むパリ郊外)でお客さんと約束があるんです。空港まで送らないといけないんですよ。」時、すでに17時半近く。「今から18区までは遠過ぎるから、バスティーユ広場で他のタクシーに乗り換えてくれませんか?」とおっしゃる。
そんな、じゃあなぜさっきリヨン駅に並んだの?重いキャリーケース2つの私はなるべく乗り降りしたくないのに。「普通お客さんはシャンゼリゼ方面にと頼むことが多いのに、モンマルトルとは想定外。ヌイイーとは全然方向違うし。」そりゃあ、シャンゼリゼならヌイイーに行く途中だけど、タクシーが駅前に並んだ以上、お客がそう上手く自分の希望する地域に行くと思うなんて、おかしくないですか?と、文句は言ったものの、車の中でイヤな展開になってもまずいし。。
 かくてバスティーユで降ろされた私はそれでも約10ユーロを請求され、広場で客待ちをしていたタクシーに乗り換えた。今度は強面のドライバーさん、リヨン駅で乗ったのにここで降ろされ、運賃も払ったとなげく私に同情して親切で、荷物代もおまけしてくれたから、救われた思いです。
 
 無事ホテルに到着し、夕飯はいつもの中華テイクアウトへ。私の担当の女性はテキパキとチャーハンを温め、野菜炒めとエビ巻きなどを用意している間、先に会計を済まして待っていること5分。会計の若い中国女性が、私の前のフランス女性に結構大きな袋を渡して、メルシーと言って見送ったので、その女性が注文した量にしては袋が大きいなと思ってたら、案の定、私の注文担当の女性が「違う、あの袋はこの人のよ!」らしき中国語を叫んで、くだんのフランス女性を追いかけ、店を飛び出して行きました。
けれど、なかなか戻らない。お腹をすかした私が途方に暮れているところへ、やっと、でも手ぶらで帰って来た担当の女性。あいにくフランス女性はどこかに消えてしまったらしく、「すみません、もう一度用意しますから」と言って、私の分を再度取り分け、チンしてから渡してくれました。しかし、手早くすませたいテイクアウトだったのに、30分近くお店にいるはめに。
 間違って私の注文品を渡されたフランス女性は少ししか頼まなかったわけだから、大きな袋をもらって変だなと感じたはずなのに、ラッキーと思って素早く帰ってしまったのでしょうか?

 パリに戻った途端、次々トラブルにあうなんて、ついてない、と思っていると、翌日はモノプリで万引きを目撃。カンヌで主演男優賞を獲得したヴァンサン・ランドンの話題のドキュメンタリー風フィクションでは、大型スーパーでの万引きを監視する様子がつぶさに描写されているのですが。。
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by cheznono | 2015-05-31 20:27 | 不思議の国フランス