モナコとレーニエ公

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 昨日は先日亡くなったモナコ公国のレーニエ3世のお葬式で、フランスではローマ法王の告別式同様にTV中継されました。26歳でモナコの大公となり、6年後にグレース・ケリーと結婚して、ベル・エポックの恩影を残すとはいえ、当時はパッとしない小国に過ぎなかったモナコを華やかな一大観光公国に発展させたレーニエ公。フランスではモナコ大観光会社の社長のようだったと言われていますが、なかなかモネガスク(モナコ人)には人気があったようですね。世紀のロマンスと騒がれた結婚も、モナコを盛り立てるためにお嫁さんはハリウッド女優と決め、候補となったグレース・ケリーとマリリン・モンローのうちグレース・ケリーが結婚を承諾したからというのが真相に近いらしいですが、結婚してからは良い夫、良き父だったそうです。でも、グレース公妃は23年前の自動車事故で亡くなり、実際にハンドルを握っていたのは公妃か娘かという謎も闇に葬られ、その後もカロリーヌとステファニーの両公女がパパラッチに追われてスキャンダルの餌食にされ、それなりに苦労は多かったとか。スポーツ万能の跡継ぎアルベール公が47歳にして、結婚はしたいとは思うけど急ぐことでもないしと独身でいるのもいろいろ憶測を呼んでいるし、前夫に先立たれたカロリーヌ公女は現在のご主人も危篤で集中治療を受けているし、一族のサガは続くと報道されています。
 フランス人は共和国民であることを誇りにしながら、どこかで革命の時に王族をギロチンにかけたことを後悔している向きもあるため、我らは共和国だから平等と言いつつ、一方で英国王室やモナコ公国の話題を大河ドラマの続きのように興味深々で見守っている感じです。
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by cheznono | 2005-04-17 07:16 | 不思議の国フランス