ナント:ブルターニュ大公の城

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Château des Ducs de Bretagne
 15世紀にアンヌ・ド・ブルターニュの父親であるブルターニュ大公フランソワ2世によって建てられた城で、フランス軍の攻撃から守るため、外側は質実剛健な要塞の姿をしています。城の中庭側は画像のようにルネッサンス様式とゴシックが融合していて、白い壁がまぶしいくらい。
 城の見学時間外でも中庭や城壁は市民に解放されているこのお城は、ナントの人の憩いの場のようです。
アンヌ・ド・ブルターニュは、ブルターニュ公国とフランスとの平和を身を呈して模索した善き公女、(ブルターニュ式の素朴な)木靴の王妃として慕われ、今でも人気があります。
 1532年にブルターニュがフランスに併合されると、この城はフランス王がブルターニュ地方に滞在する際の宿泊先として利用されました。
 カトリック教徒と新教徒ユグノーとの間で泥沼化した宗教戦争に幕を引くため、アンリ4世がナントの勅令を発布したのもこのお城です。アンリ4世がアンジェで準備した勅令の発布にナントを選んだのは、とてもカトリック色の濃厚な町だったからと考えられるとか。
 城は17世紀に火事に見舞われ、19世紀初めには武器用弾薬が大爆発して大きく破壊されるという憂き目に合いながら、今はナントの辿って来た辛苦と繁栄の歴史を解説する博物館に。中世のアンヌの時代よりも、奴隷貿易で栄えた18世紀以降の歴史が充実しています。
http://www.chateaunantes.fr/
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by cheznono | 2016-05-24 07:49 | フランスの城と歴史