イタリアの面影
2005年 04月 26日あまり清潔ではなかった太陽王ルイ14世が、自分たちの臭気を消すために香水を発達させ、その影響で古くから革製品のための匂い消しに香水を生産していたグラースが発展したと聞くと、ロココ調のエレガンスが香る町と言われても何となくピンと来ません。もちろんフラゴナールはロココを代表する画家だし、その時代が一番グラースの優雅な時代であったことは確かです。今や人気の観光地とはいえ、むしろどことなく疲れたような古い町並みが印象に残るグラースなのでした。(写真はグラースの旧市街)