狙われた街

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 ロンドンの同時多発テロはすごく衝撃的な反面、ついに起こってしまったかと暗澹たる気持になりました。キングスクロス-ラッセルスクエア間などロンドンに行けば必ず通っていた路線だし、やっぱり自分の身にもいつ何が起こるかわからないなという現実を改めて突きつけられた感じだし。200人もの犠牲者を出した去年のスペインの列車テロの時に、国民の大多数がイラク派兵に反対してるのに前首相が強引にイラクに兵を送ったつけを一般市民が払わせられるのはひどい!と叫んでいたマドリッド市民の怒りが思い出されます。イギリスの国民も7割以上がイラク侵攻に反対だったのに、米国追随のブレア首相の政策のために多くの通勤客が犠牲となったのは本当に不条理、日本もイラクに自衛隊を派遣している以上、いつ標的になるかわからないと思うと背筋が寒くなります。
 昨年捕まったドイツ内のグループがアルザスの首都、ストラスブールの大聖堂をテロ攻撃する計画を立てていたということを今回の事件後に初めて知りました。ストラスブールは絶対行くべき街よとフランス人に勧められて、去年の今頃はストラスブールからワイン街道を旅行してたんです。ストラスブールの大聖堂は、高くそびえる一本の尖塔とステンドグラスが有名で、テロ組織に狙われているなんてつゆ知らずに一日一回だけ動き出すからくり人形の天文時計をぽかんと口を開けて見上げていたものでした。赤い砂岩で建てられた大聖堂は中世にはバラ色に輝いていたらしいのですが、今やすすで真っ黒。たまには外壁を磨いてよって思うけど、巨大な大聖堂に142mの高い塔では汚れを落とすのも命がけだし、莫大な費用がかかるのでしょうね。でも、同じく13世紀に立てられたコルマールのゴシック教会の外壁は、きれいに磨かれていてバラ色の面影がありました。
 写真はクレベール広場から見た街並み。ドイツ国境がもうそこなんだなって実感した北の家並みです。
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by cheznono | 2005-07-09 23:56 | 不思議の国フランス