大いなる休暇

b0041912_1516414.jpg 「みなさん、さようなら」に続いてヒットしたカナダ・ケベック映画の「大いなる休暇」。東京ではもうすぐ終わってしまいますが、まだまだ映画館は結構な入りでした。
 舞台は人口が120人余りのケベック州に属する超小型の島。かつては漁業に栄えた島も今は過疎と高齢化にあえぎ、多くの島民達は生活保護手当てで暮らしています。失業し手当てで暮らしを立てている島民達は誇りを失いお酒に走りながらも本土に渡って働くことを拒否して、なんとか島を再生させたいと願っている所へ舞い込んだプラスチック工場誘致の話。ただし条件は島に医者のいること。そして、一ヶ月の条件で本土から送り込まれた若い医者に何とか島に恋をさせて居ついてもらおうという、住民達の微笑ましくも時にはあざとい作戦が繰り広げられます。
 厳しい気候のニューファンドランド島を舞台にした「シッピングニュース」を思い出させる風景が広がる島のたたづまいですが、ここにはどろどろした過去や人間関係の秘密などはなく、失業で無気力になっていた人の良い島民達が、一致団結して青年医者を島に惹きつけようとウソを駆使して行く姿が笑いを誘います。なんとしても皆で働ける工場を誘致して、自分達の稼いだお金で生活できるようになり、生きて行く誇りを取り戻したいとする意気込みが胸を打つ作品でした。 
 でも、めんくらったのはものすごく訛りの強いフランス語。セリーヌ・ディオンのケベック訛りはたいしたことなかったのね、って思える程の独特の発音に何とか耳が慣れたのは映画もおしまいの頃。もしかして、私の日本訛り+南仏訛りのある発音も皆んなこうして我慢して聞いてくれてるのかも?って推測したらちょっと憂鬱になりました。
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by cheznono | 2005-07-16 16:32 | 映画