洪水の町

b0041912_17331154.jpg ハリケーンで町が戦場のようになってしまったニューオーリンズの映像は衝撃的でした。そのアメリカの洪水の惨状に重なるように、今年もまた九州や四国の方が台風の犠牲になってしまい、本当にお気の毒です。実は南フランスでも毎年のように洪水が発生し、今年も道路や民家が大冠水して大きな被害を被ったようです。プロヴァンス地方もよくピンポイント攻撃のような大嵐に襲われ、水害に合っています。しかも、このところ毎年水不足で、去年末から夏まで南仏はカラカラ状態で取水制限が出るほどだったのに、いきなり大嵐で冠水ですからたまったものではないでしょう。
 中でも特によく水害に合っているのがモンペリエです。冬でも温暖な気候の大学都市で、南仏とは思えないような瀟洒な町並みが広がり、パリ、エクスについで住居を探すのが難しいと言われている人気の都市です。パリやリヨンを初めフランスの大きな街は環境を考慮して、トラムの導入が進められていますが、モンペリエはその先駆者。トラムが洗練された旧市街を走る穏やかな町というのがモンペリエを訪ねた時の印象でした。でもなぜかこの町、頻繁に洪水に見舞われ、先週も大雨で家々が水につかって、住民もヴァカンス客も大変な目に合っています。同じような被害を繰り返す前になんとかできないものかと思いますが、地震と一緒でなかなか実際的な防衛策は取れないのが現実なのでしょうね。
 写真はモンペリエのファーブル美術館。19世紀に独特のリアリスム芸術を確立し、画壇をあっと言わせたクールベの「こんにちわ、クールベさん」やドガの絵を所蔵しているわりにすいているお勧めの美術館です。
[PR]
by cheznono | 2005-09-12 18:27 | 不思議の国フランス