コープスブライド

b0041912_1102995.jpg ティム・バートンのコープスブライド、フランスでもレビュウの評価が高いので期待して観て来ました。陰鬱な雰囲気の19世紀ヴィクトリア朝の小さい町で、内気なヴィクターが没落貴族のヴィクトリアと親同士の思惑で結婚させられようとします。ヴィクターの両親は成金商人で貴族の仲間入りが目当て、ヴィクトリアの両親はすっからかんのためお金目当てで、若い二人は会ったこともないのにいきなり結婚式を挙げるはめに。
 でも、意外に二人はお互いに一目で好印象を抱き、幸せな家庭が築けるかもと思ったとたん、花婿のへまで結婚式はお流れになり、落ち込んで森の中をさまようヴィクターは、ひょんなことから既にあの世に行ったエミリーという花嫁姿の幽霊?と結婚しなくてはいけないくなってしまいます。
 エミリーに連れて行かれた死者の世界は、規則や慣習に縛られた生者の世界よりもカラフルで楽しげ、暗い現実の世界よりも皆ずっと生き生きとして、飲めや歌えやで盛り上がっているのが印象的。ティム・バートンの作品にしては皮肉や毒気が薄い感じですが、このこの世とあの世との対比には強いブラックユーモアを感じます。そして、今は骸骨となった昔の愛犬が、冥土でもヴィクターを慕って助ける姿はには胸が熱くなりました。
 この世に残されたヴィクトリアは必死でヴィクターを救い出す手立てを考え、両親達はひたすら次の政略結婚を画策し、そして花嫁姿で死者となったエミリーの過去とは?というファンタジーで、皮肉のこもったセリフと共に結構素直なラブストーリーとして楽しめました。それにしても凝ったアニメ。独特の映像は最新技術を駆使したものらしいですが、制作には大変な時間がかかったようですね。
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by cheznono | 2005-11-13 01:53 | 映画