フランス映画祭

b0041912_0175683.jpg 今年から東京でも開催されることになったフランス映画祭が今日で終幕。日本公開されない映画が観られたり、各映画に関わったゲストが訪日するのが魅力ですが、実際に観に出かけたのは今回が初めて。フランスで好評だったのに見逃してしまった「パリ警視庁・オルフェーヴル河岸36」を楽しむことができて大満足でした。ダニエル・オートゥイユ扮する昔かたぎのデカと、彼に恋人を奪われた過去を持ち、出世のためには手段を選ばないライバル刑事(ジェラール・ドパルデュー)の確執が悲劇の連鎖をもらたしていき、その過程に凶悪事件やサスペンスを織り込んだ深みのある作品です。
 舞台挨拶は実際にパリ警視庁の刑事だった異色の監督オリビエ・マーシャルとこの映画では地味な役のアン・コンシニュイで、なぜかこの日はガラガラの客席に向かって作品への思いを語ってくれました。
 「灯台守の恋」でヒロインの娘を演じた時になかなか魅力的な女優さんだなと思ったアン・コンシニュイですが、この日の挨拶は結構ずっこけてました。「私はほんのチョイ役での出演だったけど、フランス映画界の三人の巨人たちと共演できて、すごく誇りに思っています。だって、アンドレ・デュソリエでしょ、ジェラール・ドパルデューでしょ、それになんて名前だったかしら、あのちっちゃい小人、そうそうダニエル・オートゥイユだわ。」あらまあ主演のダニエル・オートゥイユのことを小人だなんて、いくら遠い日本だからとはいえそんなこと言っていいのかしら?
 小人とねえと上映中も注目して観ましたが、確かにジェラール・ドパルデューと比べれば小型のオートゥイユだけれど、ドパルデューも私がフランスで観た女たらしのホームレスの役の時よりはずっと痩せて引き締まっていたからそれほど体格の差は感じませんでした。「監督については今私の隣にいるから何も言わないわ。」って付け加えていたアン・コンシニュイ、普通だったら必ず目の前にいる監督や共演者を持ち上げるのに、面白い女優さんです。
 因みにフランス映画祭で紹介された作品のうち日本公開が決まっているものの中では、「パリ警視庁」の他に「戦場のアリア」と「サンティアゴ・・メッカ」が一押しで、「ロシアン・ドールズ」と「パレ・ロワイヤル」がその後に続く感じです。
[PR]
by cheznono | 2006-03-20 01:29 | 映画