ピエロの赤い鼻

 b0041912_17505241.jpg 去年の春、リヨンで観て大感動した映画:ピエロの赤い鼻が日本でも公開されました。原題の「恐ろしい庭」に対して、赤い鼻ばかりが強調される邦題はいかがなものかとも思いますが、心にしみいるヒューマン・コメディが日本でも高く評価されて嬉しいです。第2次世界大戦中、気が小さい癖に自分達の力でもできそうなレジスタンスを企てる2人の親友同士。ドイツ軍への小さな抵抗のつもりが思いもかけない悲劇を招くという内容で、でも散りばめられたユーモアに心がなごむ佳作です。
 フランスでは映画でもTVドラマでも第2次大戦中のエピソードをテーマにした作品が日本に比べてとてもよく上映されたりTVで流れたりします。ドイツ軍のしたこと、戦争の愚かさ、ビシー政権を樹立したことへの罪の意識、占領下でのレジスタンス活動などを風化させないように努めている姿勢には感心させられます。
 そしてナチスドイツ軍の中にも、この映画のゾゾのように人間的な良心を失わないでいる軍人や兵士がいたことが描かれているのには救われる思いがします。
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by cheznono | 2004-10-13 17:58 | 映画