プロヴァンスの恋



b0041912_17251688.jpg b0041912_17254074.gif プロヴァンス地方を舞台にした小説を詩情豊かに書き続けたジャン・ジオノの原作”屋根の上の騎兵隊”を今頃ビデオで観ました。19世紀前半、コレラの蔓延するプロヴァンスへイタリアから逃げてきた若き大佐(オリヴィエ・マルチネス)と夫のもとへ急ぐ公爵夫人(ジュリエット・ビノシュ)との道中に芽生えた連帯感や抑えた恋愛感情を描いていて、なかなか良かったです。
今はしゃれた小さいお店が並び観光客がそぞろ歩くエクスやマノスクの昔の雰囲気もわかったし。
 この中で貫かれる騎士道精神は、「エイジ・オブ・イノセンス」のピューリタニズムにも通じるものがあるけれど、フランス人とイタリア人が2人だけで旅の苦労を共にしたのに、プラトニックに終始するのはジオノの描く世界ならではかも。
 フランスもフランス人もうんざりと言い捨てて帰国してしまったアメリカ人の友達が、でもオリヴィエ・マルチネスだけは大好きと騒いでいた時、「運命の女」のダイヤン・レインの浮気相手としてのオリヴィエ・マルチネスしか知らなかった私は、たいしたことないのにって思ってました。でも、「プロヴァンスの恋」を観てオリヴィエ・マルチネスって若い時は本当に素敵だったんだってすっかり納得。「テイキング・ライブス」にも出ているみたいだけど、もはや10年前とは顔が違う気がするので、もっと前から知っておけばよかったとちょっと悔やまれます。
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by cheznono | 2004-10-16 18:00 | 映画