傷だらけの男たち

b0041912_17201872.jpg あの「インファナル・アフェア」のチームによるトニー・レオンと金城武出演の過去に傷ついた男たちの物語、というので気合を入れて観に行ってきました。でも、「インファナル・アフェア」シリーズの印象がまだ強く焼きついていて、あのはらはらドキドキを期待するとちょっと肩透かしを喰うかも知れません。
 3年前のクリスマスの夜、刑事のポン(金城武)はこの所あまりうまくいってない同棲中の恋人に自殺されてしまいます。以来酒びたりとなった彼は警察も辞めて、無免許の私立探偵として何とか生活を立てている有様で、新しい出会いにもちゃらんぽらんです。
 一方、上司のヘイ(トニー・レオン)は、大金持ちの一人娘スクツァンと電撃結婚し、甘い新婚生活をスタートさせたばかり。ところが、新妻スクツァンの父親と執事が惨殺され、仲間割れしたらしい犯人二人が捜査線上に上がるのですが、金目当ての犯行という父の凄惨な死に疑問を感じたスクツァンは、ポンに独自の捜査を頼むのですが。。
 全体に暗い色調の中で、ポンとヘイのそれぞれが抱えた過去が少しづつ明らかになって行く展開は自然で、男たち二人の演技には引き付けられました。特にアル中の金城武がよかったです。豪邸での残酷な殺人のシーンで、初めから犯人の顔が出るため、それが現実か幻覚なのかが後半まで判断できない手法も面白いと思います。でも、残酷な犯行シーンが何度もフラッシュバックするのには参りました。
 ポンの新しい彼女役のスー・チー、すらっとしてモデルのような体型ですが、あの切なかった香港映画「玻璃(ガラス)の城」のヒロインだったんですね。目が似てるとは思いましたが、やっぱり女優さんも10年近く経つと変わるものだと、印象の違いにびっくりでした。
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by cheznono | 2007-07-20 17:23 | 映画