フランス人の幸せ度

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 昨年末に実施されたEU加盟の27ヶ国の3万人弱を対象にしたアンケートで、フランス人の90%が「自分は幸せ」と回答しています。9割が幸福な国って一見素晴らしいイメージですね。
 でも、このEU対象のアンケートでフランスの幸福度は、10番目。1位がデンマークの97%、2位がオランダの95%、3位がベルギー、アイルランド、スウェーデン、それからフィンランド、英国、スペインと続いた後にフランスが来て、全体にEU加盟国の8割強が幸せって答えています。
 じゃあ、何を持って自分の幸福度をはかるかというと、99%のフランス人が挙げているのが健康です。この所フランスも日本に負けないくらいの健康ブームで、オーガニックの食物やサプリメント、アンチエイジングにとても関心が高いから、幸せ=健康は当然かも知れません。次に家族を挙げる人が98%、友達が95%、そしてちょっと意外なのが仕事92%です。
 以前は高い関心があったレジャー・趣味が86%なのに対して、あの働かないフランス人が92%も幸福度に仕事を挙げているなんて、もしかして見栄を張ったの?と疑いたくなる数字ですが、慢性的な就職難が続いてる以上、自分を生かせる仕事を持っている人は幸せと言えることは確かでしょう。
 90%のフランス人が幸福と言っている一方で、7月の月間状況調査では、フランス人世帯の元気が低下していて、薬を飲む人も増えているという記事を読みました。かつては10%あった失業率も数字的には8%までに改善されているのに、なぜか元気がない。公式ヴァカンスの最中なのに不思議ですが、もともとフランスは、精神安定剤の消費がヨーロッパ一高い国でした。一般にフランス人は幸せでいなくてはいけないという意識がとても強い国民と聞くから、自分は幸福って思いたいのに実際にはそううまく行かない現実とのジレンマが大きいのかもしれません。
 幸せでいなくちゃという気持ちが希望も含めてEUのアンケートに現れているような気がしますが、97%もの率で人びとが幸せと言うEU一幸福な国デンマークを、一度訪ねて見たいものです。さて、日本では果たして何パーセントの人が幸せって答えるでしょう?
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by cheznono | 2007-08-17 17:08 | いつもの暮らし