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b0041912_16595675.jpg  去る11月25日は、美しく聡明な若き聖女カトリーヌが拷問された挙句に処女のまま殉教した命日。なぜかそれにちなんでこの日は25歳の独身女性が黄色とグリーンの帽子をかぶる慣わしがありました。帽子の黄色はまだ結婚してませんという印で、緑は希望を表すのだそうです。フランスでも25歳を過ぎて売れ残ってしまってはという時代があったようですね。戦後、フェミニストたちの猛反発を喰らってすたれてしまいましたが、今でもこういうカードを若い女性に送る習慣が残っています。先週パリでは25歳の未婚女性たちが鮮やかな黄色とグリーンをあしらった大きな帽子をかぶり、ついでに未婚の男性も同じ派手な帽子をかぶってサント・カトリーヌの日を祝ったとニュースになっていました。若い男性も一緒に帽子をかぶれば男尊女卑の習慣とは言えないでしょということでしょうか。
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by cheznono | 2004-11-28 17:10 | 不思議の国フランス

リバティのハリネズミ

b0041912_11172938.jpg ロンドンのリバティで見つけたハリネズミ。顔を見るとほっとするので、玄関と寝室とに1匹づつ置いています。リバティ・プリントは特に日本人には好き嫌いが分かれるみたいで、このハリネズミを買った時も一緒にいた友人は「えーっこんなの買ってどうするの?」ってあきれてました。
リバティのタナ・ローンは薄くて柔らかいので(ローンだから当然ですが)動物キャラクターのぬいぐるみにするには持って来い。中にそば殻かぬいぐるみ用ビーズを入れると手足の動きも自然だし、さわり心地も良いですね。リバティ社ではいろいろな動物を出していますが、シンプルなパターンが多いから手作りしても楽しいです。
フランス工房:クラシック生地ではリバティの廃盤柄もご紹介しています。
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by cheznono | 2004-11-27 11:45 | 雑貨

フランスのはりねずみ

b0041912_044462.jpg 初めてハリネズミを見たのは今頃の季節の夜のこと。南仏のステイ先の玄関前で愛犬が直径15cm位のたわしのボールみたいなのを見つけて、くんくんしながら転がしてたんです。何だろう、たわしのお化けみたいと思って触ったら、ハリの痛いこと。犬が興奮している様子から、生き物なの?と思い、もしかしてこれが夢にまで見たハリネズミ?!ってわかった時は感動でした。昔からピーター・ラビットとかに出て来るハリネズミにあこがれていたのに実物を見たことがなかったんです。でも、犬に追われたハリネズミはまん丸の状態でひたすら災難が去るのを耐えている様子、残念ながら顔を見ることはできませんでした。
嬉しくて翌日は誰彼となく、昨日ハリネズミを見たんだよ!って言って歩いたけど、そうそうたまにいるよってフランス人には当たり前のことのよう。日本でもペット用に輸入されているらしいですね。本当はネズミではなくてモグラの種類とか。あれから2度とお目にかかったことはないけれど、次回は是非顔を見るぞって思っています。
 写真のキィーホルダーはコートダジュールの鷹の巣村で見つけたオリーブの木を使ったハリネズミ。
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by cheznono | 2004-11-26 01:13 | 雑貨

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 「世界で一番不運で幸せな私」で、子供の時代の主人公がヒロインの住むHLM(低所得者住宅)の前に行き、ベランダの彼女に向かって4×6は?というように九九の計算を叫ぶシーンがあったけど、実はフランス人には九九が浸透してないのかも?と時々いぶかっています。私は算数が大の苦手。ずっと数字コンプレックスがあるのですが、フランスやイギリスに行くと実によくお釣りを間違えられます。
 ある時、リヨンのマルシェで5ユーロのテーブルマットを6枚買い40ユーロを差出しました。とても感じの良い売り手の若い女性はにこりと笑って5ユーロのお釣りをくれたので、私が「あれ?6枚じゃなかった?」と言うと彼女は「そうよ、だから35ユーロ頂くわ。」私:「5ユーロの物を6枚買うんだから30ユーロでしょ?」彼女:「5ユーロが6枚だから35ユーロです!」もしかしてフランスの九九は日本と違うんだろうか?という考えが一瞬かすめたけど、まさかね。気を取り直して手のひらをかざしながらもう一度「5ユーロが6つだと30ユーロになるでしょ?」そこでやっと彼女は手元の電卓をパンパンとはじき、あっという顔をして「あーらそうね。間違えちゃった。」と納得したようにお釣りをくれました。5×6=30を電卓ではじく人って初めて見たと思いながらその日は帰宅。でも買ったテーブルマットはなかなか柄も縫製も良かったので、それなりに満足しました。
 そして数日後、もう一度同じマルシェに行き、残り少なくなっていた商品を吟味してると、くだんの彼女がにこやかに近づいて来て、「この間は本当にごめんなさいね、計算間違えちゃって。」と謝ってくれました。冷たい、お高くとまってると評判のリヨンの人にしては愛想が良い彼女にすっかり気を良くした私はまた5ユーロの品を7枚選び、今度は35ユーロきっちりを彼女に手渡しました。彼女:「何だか足りなくない?7枚も買うのに。」私:「あのねえ、5ユーロの物を7枚だから35ユーロでしょ!」うーむという表情の彼女:「そうかしら?。。あっそうかもね。35ユーロね、きっと」そうよ、5×7はどこでも35。数学アレルギーの私でさえ1桁の掛算なら問題ないのに、いったい彼女はバカロレア(高校卒業資格)を取得してるんだろうか?インド人のように2桁の九九まで楽々こなす民族もいるというのに、よくあれで商売ができるわね。この先も気をつけなくちゃとつくづく思わされたのでした。
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by cheznono | 2004-11-23 22:59 | 不思議の国フランス

b0041912_17252683.jpg去年の秋、この映画がフランスで大ヒットしてたという頃、私は南仏の大学で映画史の授業を聴講していたのに、この作品が人気ということを全然知りませんでした。一応映画マニアで通っているのになんという不覚。東京でももう終わってしまうので、慌てて900円の日に観に行き、遅ればせながら楽しんで来ました。何より会話がすごく面白い。主人公2人のやり取りも、ちょっといかれた彼らに巻き込まれて大いにはた迷惑する人達との会話もいかにもフランスらしくて楽しめました。
ストーリーは中盤まではぐっと引き込まれるけど、後半はちょっとくど過ぎかも。一時間半の映画が2時間近くに感じられたから。
幕開けに幼いヒロインが貧しいポーランド移民であるという理由で、クラスメート達にあくどくイジメられるシーンは意外です。移民が多い国だし、小学校からいろいろな人種の子供達が混じるのは当たり前の筈なのに、彼らが8歳だった頃、多分80年代初頭にはこういうよそ者イジメの雰囲気があったのですね。日本のイジメが時々報道されるため、日本の子供達や学校は大きな問題を抱えているのでは?と聞かれることがあるけれど、フランスも異質なもの対してに寛容なるにはいろいろな段階を踏んで来たに違いないと改めて思いました。
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by cheznono | 2004-11-21 17:55 | 映画

ボージョレヌーヴォー

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 昨日は東京でもあちこちでボージョレ・ヌーヴォーの試飲をふるまっていましたね。フランスでも毎年11月の第3木曜のワイン解禁日の夜は若者達を中心に大騒ぎ。それでもよく日本人はなぜあんな若くておいしくないワインに夢中になるんだ?って聞かれるし、ボージョレ・ヌーヴォーに関しては日本人て趣味悪いよねとまで言われたりします。時差の関係もあって一足早く日本向けに大量のボージョレが輸出され云々というニュースが流れるからでしょうか。
 フランスではこの木曜はその年の新ワインの解禁日のためボージョレに限らず、あちこちのドメーヌで地元のワインの試飲会が開かれます。忘れられないのは、アビニョンに住んでいた3年前、法王庁の前にずらりと並んだワイン小屋(テント)の試飲会です。450円位で試飲用のワイングラスを1つ買えば、あとはどのワインも飲み放題。ワイングラスはループ付だから中身が空の時は首からぶら下げておけます。このシステムはワインの見本市と同じですね。底冷えのする夜でみんなで震えてたけど、あの時のシャトーヌフ・ド・パプの味わいは深く印象に残っています。
 ワインの試飲会の後は、「アビニョンの橋の上で踊ろう」の3分の1しか残っていない橋のたもとで大花火大会が始まりました。雨の少なかった翌年は乾燥注意報が出てこの花火大会も中止になったので、寒い中でも花火が観られる年はラッキーなのかも。
 でもせいぜい6ユ-ロ程度のボージョレ・ヌーヴォーが日本に来るとその3倍はするから、東京で秋を迎えた今年は残念ながら買うことができないのでした。
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by cheznono | 2004-11-19 17:25 | プロヴァンス賛歌

花の都パリのトイレ

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 フランスのトイレについては言いたいことがいろいろあります。夏にパリでメトロのキップを買うために並んでいたら、前のアメリカ人らしい女性が窓口で、「そこのトイレを使ったけどあまりにも汚いからなんとかして」と苦情を言ってました。メトロの窓口のおじさんは「パリ市の管理下にあるトイレだから俺達は知らないよ」とけんもほろろ。くだんの女性は「世界一美しい街パリでトイレがあんなに汚いのは恥ずかしいと思いませんか?メトロの出口にあるんだから何とかしたらどうですか?」となまりの強いフランス語で詰めよりましたが、おじさんはうんざりしたように「パリ市に言えばいいでしょう?メトロは交通のことしか面倒みれませんよ!」と突っぱね、旅行者らしい女性はまったくうといったあきれ顔で立ち去って行きました。その後姿におじさんがすかさずアバズレ!って罵声を浴びせたのにはびっくり。
 だいたいメトロの駅の地下道や連絡口だってかなり匂うのは、トイレでもないのに地下道内で平気で用を足すやからが尽きないから。それをきちんと清掃して臭気を消すには予算がないので少しでも安い方法をと、メトロに香水を振りまいてごまかすという手を取ること自体どこかおかしいけど、メトロの交通局はトイレのことなんて我関せずの態度とは。観光に支えられた国が公衆トイレをこんなにないがしろにしてるのでは、フランスって不潔というイメージを裏付けるようなものじゃないかしら?
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by cheznono | 2004-11-14 21:47 | 不思議の国フランス

秋のドンム

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 フランス一美しい村の1つに選ばれているペリゴール地方のドンムはこの地方に点在する城塞都市の1つ。実際には都市ではなく素朴な村のたたずまいで、かわいいお店の並ぶだらだら坂を上ると、鍾乳洞のある洞窟があります。木の葉の色づく秋のドンムはとても風情があって美しく、サルラから足を伸ばすのにお勧めのスポット。中に入ると昔の食堂のような内装のレストランで食べたオムレツもクレープもおいしかったです。
 ドルドーニュ川周辺の町や村の中でも人気の観光地なのに、トイレがちょっとひるむような状態だったのが残念。フランスのトイレは観光地でも便座がなかったり、電気がつかなかったり、ドアが閉まらなかったり、床が水浸しだったりが良くあり、何とかしてもらいたいものです。
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by cheznono | 2004-11-14 17:59 | フランスの四季

トリコロールに燃えて

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 週末にパリを舞台にした「トリコロールに燃えて」を観に行きました。土曜なのに劇場ががら空きでびっくり。さてはハズレかなと思ったけど、スチュワート・タウンゼントとペネロペ・クルースが内戦中のスペインに向かった頃から面白くなり、それなりに見ごたえがありました。
 原題はHead in the cloudsで空想にふけってというような意味。シャーリーズ・セロンがモンスターから一転して世界の指折り美女の一人らしい外見で演じる生き急ぐヒロイン、ギルダが気まぐれで何を考えているのかわからない所から来たタイトルでしょうか。初めは感情の移り変わりが激しい貴族の娘ギルダに周りが振り回されるありがちな話か、という感じでしたが、ベルエポックの終焉からスペイン内戦、第2次世界大戦中のドイツ占領下でのレジスタンス活動と激動のパリがうまくに描かれていたのが興味深かったです。
 アイルランド出身のスチュワート・タウンゼント、ジュード・ロウにムードが似ていなくもなくてなかなか素敵でしたね。実生活上でもパートナーというシャーリーズ・セロンとお似合いかも。
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by cheznono | 2004-11-10 22:51 | 映画