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フランス流バレンタイン攻略法

フランス流バレンタイン攻略法_b0041912_13449.jpg  うかうかしていたら、もうホワイトデーまで1週間となってしまい、バレンタインの話なんて気が抜けたシャンパンみたいですが、今年のバレンタインは珍しく日曜日だったせいか、例年以上に男女を問わず赤いバラの花束やケーキの箱を抱えた人を見かけました。私は14日の午後はイタリアに出かけましたが、イタリアではレストランでも意外に家族連れやグループが多くて、ニースの方が花やお菓子の箱を持った人が目立ったのは、やっぱりアムールの国フランスだからでしょうか?
 とはいえ、かつてはカップル至上主義だったフランスも、現在《特定の相手がいない人》は1500万人。フランスの人口は日本の半分で、子供は日本よりずっと多い国だから、この数字は案外高めです。
 そこで、ここ数年、バレンタインが近づくとメディアに引っ張りだこになるのが、フランス初のプロのラブコーチ、フローランス・エスカラヴァージュさん。彼女はいわゆる恋愛相談師を目指してアメリカに渡り、既にラブコーチが職業として普通に市民権を得ている(らしい)米国で修行をした後に、帰国。
 その後、恋愛関係についての本を出したり、アドヴァイスのビデオを販売したりして、恋に悩める男女や、カップル生活に問題の生じたフランス人のメンターとして活躍しています。
 そのフローランスさん曰く、女性が男性を夢中にさせるコツとは、自信を持って(これが肝心)長所や自分らしさをアピールすること。加えて、女性らしさを伴った自立と自主性が大切とか。彼女自身は理解あるパートナーと10年間余りうまくやっているそうです。
 
 因みにニースを初めアルプ・マリティーム県では3月14日までラブレター、または愛の詩を募集中。特定の相手に宛てたものから、イメージを膨らませて創作したものまで、期間中この地方にいて、渾身の愛の手紙や詩を仏語で書いた人は、県内のあちこちに設置された愛の郵便箱に投函してみて下さいね。
 写真は、アーティストと高校生達のコラボによって完成した愛の郵便箱。この中に投函された手紙は、来週末から21日まで開催されるポエト・ポエトのお祭りで読み上げられたり、地元のラジオで取り上げられたりするようです。
詳細はhttp://www.unepetitevoixmadit.com/actualites.html
by cheznono | 2010-03-07 01:10 | フランスの四季