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プロヴァンスのマルシェ

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 パリでもどこでもマルシェに行くと新鮮な野菜や果物が手に入るし、いろいろな屋台をみて歩くだけでも楽しいですが、やっぱりプロヴァンスのマルシェはこの地方独特の自然の恵みがあふれていて、いつ行っても新しい発見があります。
 ここはプロヴァンスの表参道かと思うようなエクスの町に立つ朝市はちょっとしか知らないのですが、だいたいどこのマルシェにも生鮮食料品と生活雑貨、オリーブオイル、ハーブやスパイス、プロヴァンス生地、衣料品や靴などの屋台が立ちます。エクスには手工芸品専門のマルシェが立つこともあると聞いてますが、在住の友人は見たことがないと言ってました。
 例えば水土に立つアルルのマルシェは、規模も大きくLices通りの両脇をずらっと屋台が並ぶ様子は圧巻です。アルルは庶民的な町でアラブ系の移民達も多く、新鮮な食料やプロヴァンスらしい雑貨はもちろんのこと、かなり安価な衣料品や生活用品等も売られます。リュベロン地方一の規模を誇るアプトのマルシェも有名。川沿いの小さい町のいたる所が屋台で埋め尽くされ、見て回るだけで楽しい雰囲気です。もっと手前の町、カヴァイヨンやカルパントラのマルシェも観光客が少なくて結構お勧めできます。
 感心するのは、12時か1時で朝市が終わると、皆すごい手際の良さで商品や屋台を各自の車に納めて立ち去り、後にはおびただしい数の段ボール箱や野菜くずなどのゴミが散乱したまま残され、まあなんてお行儀の悪い人達と思ってるとそこへ清掃車が現れて、掃除の人が慣れた手つきでぱっぱと段ボールを片付け、さっさとゴミを掃いて何事もなかったような普段の道に戻してしまうこと。フランス人もやればできるじゃない、連係プレイ。一度役所でも見せてほしいものだといつも思います。
by cheznono | 2005-01-04 01:04 | プロヴァンス賛歌