プロヴァンスの治安
2005年 08月 02日
犯罪率の高さでは、圧倒的にスリなどの被害が多いパリについで南仏の大都市マルセイユやニースは常に上位を独占。麻薬取引が公然と行われているトゥールーズやモンペリエも上位にランク付けされています。地元民が旅立ち、ヴァカンス客の増えるこの時期はスリや引ったくりの稼ぎ時。エクスやアビニョンのように観光客で賑わう町も一見平和そうに見えてとても危ないのが現実です。アメリカ人の多いエクスはスリはもちろんのこと、アメリカ人を狙ったかのような凶悪犯罪も起きているし、アビニョンも駅前の城門から続くメインストリートからして観光客は狙われています。
背中のデイパックが開いていたり、ポシェットから財布が消えていたり、携帯電話が盗まれたりは日常茶飯事。そして、スリの犯人はティーンエイジャーだったり、意外に女性が多かったりします。以前は夜道を歩いていても後ろから来るのが女性や若い子だったら安心したものですが、今やフランスでも日本でも用心あるのみ。
夏の南仏ヴァカンスのメッカともいえるニースは、TGVの着く駅の周りが評判悪いけれど、この町もマクドナルドや若者が集まる場所が要注意だと地元紙に載っていました。もちろん、夜のプロムナーデ・ザングレや海岸付近は危険です。特にカジノの前は東欧から来た女性達の仕事場なので、その気がなければ近寄らない方が安全かも知れません。