人気ブログランキング |

ニースの民族衣装

b0041912_18244866.jpg
 コクトーが描いたマントン市役所の結婚の間の壁画正面のカップルは、ニース帽をかぶりパフスリーブの衣装を着た女性とマントンの漁師の帽子をかぶり魚形の目をした男性です。個人的にはこのカップルの表情がこれからの幸せを祝うにはちょっとコワイ気がしたのですが、二人にこの地方の伝統的な衣装を着せたのは興味深いなと思いました。

 ニースは昔まだしがない漁村だった頃からの独自の文化を培って来たところで、今でも生粋のニースっ子は自分達の文化にとても誇りを持っています。民族衣装もその一つ。平たい麦わら帽子のニース帽は有名ですが、典型的な女性の衣装は白いパフスリーブのブラウスに赤と白の縞のスカート、黒いベロアのベストにエプロンをして、黒いサテンのマントのような肩掛けを羽織ります。男の子も大きな襟の白いシャツに赤と白の縞のパンツに大きな赤いベルトをします。そして、レースも飾りとして良く使われたようです。

 鮮やかなプロヴァンス生地を使ったアルルの民族衣装とはまた違って、ニースの衣装もかわいいので、この地方のお祭りにぶつかった時などは伝統的な服装にも注目してみてください。でも、ダンスを踊る時など、平たいニース帽を頭にかぶらないで背中やスカートにつけているのは何だか不思議な光景、なぜなんでしょうね?
by cheznono | 2005-09-09 18:51 | コート・ダジュール散歩