暴動の余波
2005年 12月 09日ゴミ箱(といっても私の首くらいまで高さのある大きな物)が数個と積み上げられたダンボールの山が燃える様は車一台が燃える程度の規模で、強い炎でブティックの看板も燃えています。そして群がる人々の横には警官二人が立ってはいるのですが、ただもう火事を見ているだけ。だいたい昼日中だから本来ならお店の人が慌てて消火器を持って出てきそうなものなのに、そうした気配は全くなし。自分のフティックの横でこれだけの物が燃えて看板も溶けてしまっているのに、何もする気はないのだろうか?ゴミ箱の横に縦列駐車してある車のお尻まで火がつきそうな勢いだと思っていたら、ようやく消防車のやって来る音がしました。とはいえ、トラム工事で道幅は極端に制限され、あちこち通行止めの中心街ですから、消防車が入って消火作業を始めるまでまたどれくらいかかるのかしらといぶかりながら、その場を後にしました。
移民の多い郊外の暴動がどんどん大きくなっていったのも、警官を初め人々のこうした無関心が大きな要素の一つだったのではないかと考えさせられた出来事です。
真昼間でしたが立ち上る黒煙で写真も暗くなっています。