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中世の村リュセラム

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 クレッシュ(キリスト生誕の様子を再現した模型)巡りのお祭りを催しているリュセラム。15世紀後半から塩の道の通過点として繁栄した山あいの村は、段々畑のように上から下に広がった鷲ノ巣村の部分と街道を挟んで平地の市街とで成り立っているのが特徴で、細い路地は中世から変わっていないかのよう。
特に12月から新年15日までのお祭りの期間は、ニース近辺の鷹ノ巣村で一押しの村と言えるでしょう。
 ガイドブックには殆ど紹介されていないのに、恐らく村興しの目的で8年前から始まったこのお祭りには大勢の人が押しかけ、大変な賑わいを見せます。何しろ400を超えるクレッシュがありとあらゆる形や方法で村のいたる所に飾られ、サントン人形を使ったオーソドックスなものから豆粒大の物までサイズもさまざま。飾られる場所も、馬小屋の中はもちろん、大ひょうたんの中や荷車の車輪の上、馬の蔵の中など、あらゆる工夫を凝らしてはマリア様と赤ちゃん、羊飼いや東方の三博士などキリスト誕生を祝う様子を再現しています。どこに次のクレッシュが飾ってあるか、訪れた人達は目を凝らして捜すので、窓から家の中を覗かれる住民は気の休まるヒマがないのではと思いますが、この期間は村人が心を一つにして訪問客を楽しませる努力をしている感じでした。
 ニースから25km位で、バスも1日に4本程度出ています。頂上の教会にあるニース派の画家ルイ・ブレアと中世フレスコ画で有名なジャン・カナヴェシオの祭壇画も必見。村の下にはフレスコ画で覆われた礼拝堂もあります。
 いつもブログに遊びに来て下さって、ありがとうございます。今年もフランス工房ジャーナルをどうぞよろしくお願い致します。2006年も皆さんにとって充実した一年となりますように。 
by cheznono | 2006-01-03 01:55 | コート・ダジュール散歩