マルセイユ初探訪

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 枯葉の音が似合うパリを通過して、暖かいニースに戻って来ました。とはいえニース市内に出る間もなく、マルセイユに行こうと友人夫妻に誘われたので、昨日早起きしてついて行きました。
 何度も計画しながら、未だに訪れたことがなかったマルセイユは、聞きしに勝る雑然とした印象で、街中はパリの西駅とモンマルトルを足したような雰囲気。やたらにおまわりさんが目立ち、観光客よりは遥かに警官の数がまさっているように見えます。旧港に出てた魚のマルシェのおばさんにも、お財布には充分気をつけるようにと注意されましたが、でもスリの数は観光客がうようよしているニースとさして変わらないのではないでしょうか?
 旧港に面しているミラマールという古びたレストランが、本物のブイヤベースを食べさせることで有名だそうですが、一晩煮込むため前日までに予約が必要なのと、予算も60ユーロ(一万円弱)とお高いので、ふらっと食べに寄れるお店ではなさそうです。
 旧港の近くで安くておいしいお魚を食べた私たちは、一通り市内を歩き回り、夕方、マルセイユ初探訪の私のために丘の上のノートルダム・ド・ラ・ギャルド聖堂に向かおうとドライバーがゆっくりと運転を始めたとたん、携帯が鳴りました。徐行していたドライバーは返事をしたけれど、相手の声が聞こえないらしく、「アロー?アロー?」とだけやっていると、運悪く警官が止まれの合図をするではないですか。警官は楽しげに仲間と雑談しながら、事務的にドライバーの免許証と保険証を確認し始めました。
 私たちは特に交通違反をした自覚がないのに、同僚と談笑しつつも、やたらに注意深く免許証などをチェックしていたおまわりさん、いきなりドライバーに向かって早口でまくし立て始めました。「ムッシュウ、あなたは運転中にもかかわらず、携帯電話にめちゃくちゃ集中してましたね。これは違反ですよ、はい罰金。」だって。ちょっとひどいと思いましたが、普段はすぐに頭に血が上るドライバーが思いがけずひと言も言い訳せずに、違反用紙を書き込まれるのを我慢強く待っています。
 たまたま携帯が鳴ったのが運のつき。しかも、間違い電話だったらしく、発信番号に心当たりはなくて、その後二度とかかって来ません。
 警官はたっぷり20分かけて、違反用紙を書き込み、ドライバーに3500円余りの罰金の請求書を渡して、やっと解放してくれましたが、全くもう、仕事をしているぞというパフォーマンスするなら、もっと怪しい人を捕まえてよと呆れる出来事でした。これも、ついに離婚が成立したサルコジ大統領の取り締まり強化作戦の一環かと思いますが、治安の悪い街ならばこそ、ポリスにはもっと有益な仕事をして貰いたいものです。
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by cheznono | 2007-10-18 07:42 | プロヴァンス賛歌