ニースのトラム開業

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 4年にも渡る大工事の末、ついにニースのトラムが営業開始することになり、今週末はそのお祭りで賑わっています。トラムは約2ヶ月前から運転されていたのですが、乗客は乗せずにずっと空のままガタガタ街中を走っていました。これは、トラムの運転に何か支障がないかテストしてたのと、バスからトラムに変わる運転手さんの訓練のためで、乗客を乗せたのは昨日が初日。お陰で、この土日はタダでトラム乗り放題、周辺のシネマも安くなります。
 この4年間、一番辛かったのはメイン通りのカフェだったのではないでしょうか。舗道に椅子とテーブルを出して、カフェやビールを片手にだべるがフランス暮らしの楽しみの一つとも言えるのに、目の前の通りは大きく掘り起こされ、工事騒音と土ぼこりにさらされては、ヴァカンス客もちょっとカフェで一休みする気にはなれなかったに違いありません。
 本当は2年程で終わる筈だったトラム工事がここまで長引いたのは、工事受注にからむ収賄容疑で合計8人もが逮捕され、裁判になっているのと、道路掘り起し中に中世の橋が埋まっているのが発見されたためで、大工事のために売上げが大幅に落ちた地元の商店やカフェ、レストランは、もう少し我慢すれば美しい街に生まれ変るからと、再三なだめられては工事の延長を辛抱して来たようです。
 私も含めて、運悪く工事期間中にニースを訪れた人は、道路一杯に掘り起こされた工事現場に、これがニースかとがっかりしてしまったと思いますが、やっとベルエポックのたたづまいが映える街が戻ったと言えるでしょう。写真のマセナ広場に立つポールの上のあまり美しくない彫像は、夜になると点灯し、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーンと順々に色が変化します。
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by cheznono | 2007-11-25 22:49 | コート・ダジュール散歩