アビニョンのクリスマス

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 久しぶりにアビニョン郊外の友人宅を訪ねて、冬のプロヴァンスを堪能して来ました。ニースから3時間余り。かつて何度も利用したアビニョンTGV駅の板張りのホームに降り立った時は、懐かしさで胸が熱くなるほどでした。
 先月はマイナス10℃の朝もあったというアビニョンですが、12月初旬は穏かに晴れ、ヴァントー山を囲む夕焼け空が澄んで、とてもきれい。ポプラの冬木立の足元には、すっかり葉を落としたぶどう畑が続いています。でも、刈入れの終わった筈のぶどうの枯れ枝には、なぜか大粒のぶどうの実がたくさん残ったまま。なんてもったいないんでしょう。
 プロヴァンスではスペインからの季節労働者の手を借りて、秋に一回目の収穫を終えてぶどうを出荷すると、その後のぶどうは摘まずに枝にほおって置かれるのだとか。ふどうも生産過剰のため、刈入れに費用をかけると赤字になってしまうのだそうです。
 さて、ここでも着々とクリスマスの準備が始まっていて、リュベロンの小さい村々でも順番にクリスマス・マーケットが開かれます。今回楽しみにしていたアビニョンのクリスマス・マーケットは、以前よりもお店が増えていて、まるでここはアルザスか?と錯覚しそうなくらい華やいだマルシェとなっていました。
 各ログ・キャビンは、出店者によって丁寧に飾られ、クリスマスの雰囲気がおしゃれに演出されているので、見ているだけで浮き浮きして来ます。ユーロが高過ぎて、何も買えないのが残念ですが、見物だけで結構満足できました。マルシェの前の市庁舎では、クレシュ(キリスト生誕群像)が公開されています。
 エクサン・プロヴァンスでの講演に呼ばれていた友人達と一緒に、再びエクスにも行って、ミラボー通り沿いのクリスマス・マーケットも見て歩きましたが、エクスのマルシェは規模が小さめ。地元の生産品を売るお店が多いアビニョンに比べて、各国の名産を扱っているお店が目立ちます。クリスマス用に儲けられたテント内では、イタリアやドイツなどのお店に混じって日本店も出ていて、手作りかりんとうを味見させて貰いました。
 ニースのクリスマス・マーケットは明日から。準備中の公園横のマセナ広場では、なぜかサンタさんが二人、手持ち無沙汰にうろうろしていましたが、太陽さんさんの椰子の木の下では、サンタも浮いて見えますね。
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by cheznono | 2007-12-10 00:32 | プロヴァンス賛歌